【訳】
世界最大級のサイバー防衛演習「Locked Shields」に3000人以上が集結
【要約】
2023年4月18日から21日にかけて、エストニアのタリンで世界最大のサイバーディフェンス演習「Locked Shields 2023」が開催されます。38か国から3,000人以上の参加者が集まり、リアルタイムの攻撃から実際のコンピュータシステムを保護し、重要な状況での戦術的および戦略的な意思決定をシミュレーションする演習です。演習は、400人の主催者によって計画され、5,500以上の仮想システムが作成されました。演習では、技術的な側面に加えて戦略と協力も重要な役割を果たします。NATO CCDCOEのメンバー国とそのパートナー国からなるブルーチームは、架空の国に対する大規模なサイバー攻撃から情報システムと重要インフラを守り、危機状況での管理上の意思決定を行い、慎重に判断された決定を確保する任務を担当します。
【公開情報】
◆World's largest cyber defense exercise Locked Shields brings together over 3000 participants (CCDCOE, 2023/04/17)
[世界最大級のサイバー防衛演習「Locked Shields」に3000人以上が集結]
https://ccdcoe.org/news/2023/6016/
【翻訳】
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世界最大のサイバー防衛演習Locked Shieldsに3000人以上の参加者が
集結
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エストニア・タリン - 4月18日から21日まで、NATO Cooperative
Cyber Defense Center of Excellence（CCDCOE）は、世界最大の実戦
的サイバー防衛演習であるLocked Shields 2023を開催します。この
演習には38カ国から3,000人以上の参加者が参加しており、リアルタ
イムの攻撃から実際のコンピュータシステムを守り、重要な状況下で
の戦術的・戦略的判断をシミュレーションする。
Locked Shieldsは、レッドチーム対ブルーチームの訓練で、ブルーチ
ームはNATO CCDCOE加盟国とそのパートナー国で構成されています。
システムの防衛に加え、チームはインシデントの報告、戦略的判断の
実行、フォレンジック、法律、メディアの課題を解決する必要があり
ます。演習計画は400人の主催者によって作成され、その目的のため
に5,500以上の仮想システムが作成されました。
「Locked Shieldsほど専門的で詳細な経験を提供できるサイバー防衛
演習は他にありません。世界中から集まった24のブルーチームは、重
要なインフラやITシステムを稼働させ続けなければなりません。
NATOのCCDCOEディレクターであるMart Noormaは、「各チームは、実
際の状況や高いプレッシャーの中で、どれだけシステムを稼働させる
ことができるかを実証することができます」と述べています。
技術的な側面に加え、戦略と協力もLocked Shieldsでは同様に重要な
役割を担っています。"技術的なスペシャリストだけではサイバー危
機を解決することはできません。通常、攻撃を阻止しようとするのは、
さまざまな政府機関や職種の意思決定者や専門家です」とNoormaは説
明します。「そのため、Locked Shieldsでは、サイバーディフェンス
に加え、戦略ゲーム、法律問題、危機管理コミュニケーションに力を
入れています。大規模なサイバー攻撃は、すぐに大規模なセキュリテ
ィ危機に発展する可能性があるため、協力は迅速でなければならず、
このような演習を行うことで、より良い準備ができるのです」と
Noomaは付け加えました。
ブルーチームは、大規模なサイバー攻撃を受けている架空の国を支援
するために配備された、各国のサイバー緊急対応チームです。彼らの
任務は、何千もの攻撃から模擬国家の情報システムと重要なインフラ
を守り、危機的な状況で経営判断を下し、その判断が十分に考慮され
ていることを確認することです。
Locked Shields 2022では、フィンランドのブルーチームがネットワ
ークとウェブの強固な防御を実証してトップに立ち、状況報告も得意
としました。
Locked Shieldsは、2010年からNATO Cooperative Cyber Defense
Center of Excellence（CCDCOE）によりタリンで開催されています。
この演習のメディアデーは、4月18日に開催されます。参加ご希望の
方は、media@ccdcoe.org までご連絡ください。昨年のLocked
Shields演習の詳細はこちらでご確認ください。
CCDCOEは、サイバー防衛における最も関連性の高い問題に対して独自
の学際的アプローチを提供するNATO公認の知識ハブです。CCDCOEの中
心は、軍、政府、学界、産業界からの多様な国際的専門家グループで
あり、現在39のスポンサー国および貢献国を代表しています。
CCDCOEは、技術、戦略、作戦、法律という密接に結びついた重点分野
の中で、サイバーセキュリティをNATOと国家のガバナンスと能力に主
流化するプロセスを奨励し支援しています。CCDCOEはまた、同盟国中
のすべてのNATO機関のために、サイバー防衛作戦の分野における教育
・訓練ソリューションを特定し調整する責任を負っている。
